玄関先を完全オリジナル化、セメントモルタルで造る擬木、若干朽ちた枕木調の門柱・門塀事例
こんにちは、スタンプコンクリート職人・メイクプラスターの荻野です。
外構リフォーム工事でお世話になりました、工事実例の紹介です。
玄関先の門塀・門柱を、モルタル塗りとエイジング塗装で擬木デザインしました。
門塀・門柱とは、表札・ポスト・呼出しインターフォンの三種の組み合わさった、来訪者や来客者を迎える部分で、建物敷地や住宅玄関での「顔」となる部分でもあります。
お客様からのご要望ですが、当初は市販されている枕木風のコンクリート製品でのデザインをご検討でしたが、お客様ご自身は、色々調べてみたところ、どうしても作り物っぽく節目や杢目も少なく、お好みの製品がなかったそうで、私どもにお声掛け頂きました。
基礎となる下地は、コンクリートブロック(CB)塀で積上げ、120㎜の普通ブロック・D12の縦横配筋・モルタル充填でのスペック。
ベースとなる木目模様の表題は節目や板目模様を取り入れた木を造ってみました。要所要所に、腐って朽ち果てた風合いや、虫食い部分もあるように見せかけてみました。
エイジング塗装も古木風の味わいを持たせた塗装を施しました。
高低差をつけて立ち並んだ風合いに、木と木の継ぎ目に少しに段差を付けて影を造る事により、一本一本立ち並んだ古木の風合いで、立体的に見せかけるところも造形工事の醍醐味です。
擬木のメリットは、腐らない・虫も寄らない・燃えない・防腐メンテが不要で、触ってもトゲが刺さる心配もありません。
もちろん長い時間を経過して育った、天然木の風合いや本物の素材感には失礼ですが、造形で作り出す木の風合いは、お選びいただくバリエーションによっては特段問題はございません。
このようにモルタル造形での擬木デザインは、お好みのリクエストに応える事が可能です。
メジャーな板目模様から腐った古木風など、セメントモルタルの利点を要した工事が可能ですので、お好みの風合いから、カスタムメイド的なデザイン工事をご希望でしたら、ぜひともお気軽にお問い合わせ下さいませ。