駐車場にしたい、土間コンクリートの傾斜、スロープ勾配について教えて下さい
お客様のご条件、敷地等で一概には言えませんが、基本外構設計で行う土間コンクリート勾配の計算、設計基準は、おおよそ2%勾配が最適な目安、判断基準値です。
※2%とは、1メートルの距離で2センチの傾斜となります。10%であれば1メートルで10センチの傾斜です。
もしイメージしにくい、解かりづらければ、今ご利用している駐車場やご近隣を見渡してみてください。高低差を計測すれば、何%の勾配が解りますし、イメージできるかと思います。
参考例)奥行き5mで、5メートルの高低差が15センチある駐車場だとします。150÷5000=0.03×100=3。3%勾配の駐車場になります。
参考基準値の2%勾配であれば、雨水等の排水性能も充分ありますし、洗車時の排水処理も良好です。また、歩行や駐車も快適で違和感も無くスムーズに出し入れが可能となり、自転車も傾かずきちんと置けます。
お車を移動させれば、テーブルも置けますし、駐車スペースが多目的スペース、アウトドアリビングになるかもしれません。逆に傾斜がきつければきつくなるほど、乗用車の発進時や駐車時、歩行の際にご苦労される場合もあるかと存じ上げます。
例えば冬の霜や降雪時などは滑りやすいですので、気象条件も考慮しつつ、事前に坂道発進、坂道停車、坂道歩行をイメージされると良いかと存じ上げます。