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スタンプコンクリートの歴史、由来について。 History of decorative concrete

こんにちは、スタンプコンクリート職人、メイクプラスターの荻野です。

 

今回は直接工事に関係のない、業界話ような内容ではありますが、少しお伝えしたいと思います。おかげさまで創業57年目となり、個人的には職人歴27年になりました。これからは工事に関する事ばかりではなく、工事を通じて歩んできた事、今まで培ってきた知識や情報等も、皆さまにお伝えできればと思います。

 

弊社の加工技術、商品でもあります、「スタンプコンクリート」の歴史や由来についてです。

 

 ■まず、スタンプコンクリートとは何ですか?意味は?

「スタンプコンクリート」と言う呼び名、名称については単なる商品名であり、名詞的な位置づけです。動詞的には、工事を行う為の行為であり、〇〇工事を行う、と言った専門用語的な意味です。

 

スタンプコンクリート:呼称・名称・商品名、名詞的役割

スタンプコンクリート:行為・行動・事象、工事をする専門的用語、動詞的役割

 

もっと簡単で分かりやすく例えますと、日常生活の上で、契約書や申込書に行う際の、署名捺印をする行為があります。この紙・用紙をコンクリートだと想像してみて下さい、そして紙に捺印する印鑑がスタンプです。スタンプ(はんこ・印鑑を押す)をするコンクリート。コンクリートにスタンプ(はんこ・印鑑を押す)と想像頂ければご理解いただけるかと思います。

 

詳しい説明や、専門技術的な事は、当サイトのスタンプコンクリートとは何か?も合わせてご覧くださいませ。

 

■発祥の地、アメリカ合衆国での起源、歴史や由来について

そもそも、スタンプコンクリートはアメリカ合衆国が発祥の地です。大よそ3名の起業家によって、現在のスタイルを確立させています。

 

先ず一人目の、リン・メイソン・スコフィールド氏によって、1915年・約100年前、コンクリートその物に直接色を加え、意匠性を持たせました。言うなれば、ご飯・白米に直接味を加える、味ご飯、炊き込みご飯を思いついたかのように、最初に考えられたと、言ったところでしょうか。。。

 

その後二人目の、ブラッド・ボーマン氏によって、1950年頃・約70年前、コンクリートに直接を手を加え、模様や形を付けられるような道具、すなわち造形を行う為の、型(かた)を発明・開発されました。この時点がスタンプコンクリートの起源ではないでしょうか。当時は色々と思考錯誤に研究開発され、最初の型は木を使って作られたそうです。その後板金・アルミ鋳物と試しては研究開発を繰り返し、アルミ製の型を確立されたそうです。

 

3人目のジョー・ナスビク氏によって、1970年後半・約40年前、ゴムで制作されたゴム製の型(かた)、今日の原型でもあるゴム型が発明されました。そして今日に至る業界内では、世界中でゴム製が主流となり現在に至っています。ゴム製の型が発明された事は、とても画期的な事であり、より多くの工事請負業者が増えた要因でもあると言われています。これは身近にに例えますと、印鑑・ハンコ業界でシャチハタスタンプが完成し、市場に流通し始めたような出来事です。

 

ちなみに、アメリカで広く使われ、認知されているキーワード・用語としては、「コンクリートに装飾をする」と言った単純な意味合いで、「デコレイティブコンクリート」、と言う呼称が業界内では使われています。しかし3名の方には本当に敬意を表します。元祖イノベーターと言っても過言ではありません。

 

■日本国内での歴史や由来について

遡る事約40年前、USA・アメリカ合衆国・米国本土から伝わり、日本国内で流通し始めたとされています。そもそもの要因は諸説として2つあるそうです。

 

1つ目はご存知、1983年に始まった東京ディズニーランド開業工事に伴い導入、伝来されたのが初めてだとされています。やはり外資系の商業施設と言う事もあり、技術やノウハウはもちろんこと、本国アメリカの要素を導入したのでしょう。また、建設工事でも同じく、技術的な事から具体的なプロデュースまで、直接アメリカ人関係者指導の下、アドバイスがなければ出来なかったと言われています。

 

2つ目は、40年以上前に、アメリカのスコフィールド社の関係者が来日、日本各地でプロモーションを兼ね講習会を行ったそうです。

 

この2つの経緯が諸説だそうです。その後工事に携わった方や、業界関係者の方々が「きっとこの商材は日本でも使える、売れる」と商機を捉え、各地の市場で流通し、それ以降の大型商業施設等でも再び使われ、同時にその他の施設や建築物にも波及、今日至っています。

 

■日本の現在状況

今日に至っては、かなり市場も広がり、住宅工事外構のデザイン、公共施設・商業施設等のランドエスケープデザインとして使われています。床や壁と言う空間が存在する以上、景観をおしゃれに美しく見せるための商材として広まってきているのではないでしょうか。また、インターネット通信の進歩により、本国の情報や資材の購入も、誰もが容易で簡単に出来る事が可能と至っています。

 

■海外の状況

本国アメリカでは約100年近く歴史があり、日々技術の進歩や素材品質の向上はもちろんの事、私どものような請負工事業者も数多く存在しています。資材や材料の研究開発進歩によって、壁面にも派生し、今では様々な部位、フィールドで使われています。また世界中にも広まり、オーストラリア方面、アジア諸国、中東、ヨーロッパ各地でも使われています。

 

■最後に

弊社では17年前にスタンプコンクリートを事業として始めました。当時は全くと言っていいほど業界内でさえも、知られてませんでした、知っていてもほんの一部の中の、また一部ぐらい極少数でした。当時インターネット検索をしていても、ほんの数ページほどしか存在してませんでした、しかし今日に至っては情報量も格段に増えています。まだまだ私どもの業界内では、以前に比べ、やや増えつつも、未だ「ああ、見た事はある、聞いたことはある」と言った状況です。

 

私自身、2000年頃にアメリカに行き、体で感じてきたのですが、やはりアメリカ合衆国の市場は、売り手の供給側からすると、商品資材の研究開発、販促方法や見せ方やり方に関しては、合理的な考えを持ちつつ、エンターテイメント性も兼ねた意識や思考が絶え間ない国だなと思います。

 

以上ではございますが、何かの参考にして頂ければ幸いです。

 

※上記に関る事はあくまでも私の経験則と独自の調査に基づいた内容だとご理解下さいませ。また、ご協力いただいた方には、感謝を申し上げます。今回お読み頂き、わからない事やご不明な点、誤り等がございましたらご連絡待ちしております。

 

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