砕石C40+転圧って何?駐車場や外構の下地に使われる理由
「駐車場や庭の下地には砕石のC40を使うと良い」と聞いたことはありませんか?
けれど、C40って何なのか、なぜ転圧が必要なのかは、意外と知られていません。
この記事では、砕石C40の基本と、転圧でどんな違いが出るのかを、実際の外構現場の視点からわかりやすく解説します。
ご紹介する砂利は、いわゆる「化粧砂利」ではありません。
敷きっぱなしではなく、転圧して締め固め、ザクザクとならない工法の紹介です。
STEP 1 C40砕石とは?
C40砕石とは、天然の岩石を40mm以下に砕いた「粒度40mm級の砕石」を指します。
道路・駐車場・造成などの下地に広く使われており、角が立った粒が噛み合うことで安定性と耐久性が高まります。
- 粒が角ばっているため、転圧するとよく締まる
- 路盤(下地)に適した強度を確保できる
- 天然石を使用するため品質が安定している
特に「C」は粒度、「40」は粒の最大径を表すため、C30やC50なども存在しますが、外構工事ではC40が標準です。
STEP 2 転圧が重要な理由
砕石は敷くだけでは不安定です。転圧して初めて「締まり=安定」が生まれます。
プレートコンパクター(振動転圧機)などで圧力をかけ、粒と粒を密着させることで、沈下や轍(わだち)を防ぎます。
- 転圧後は表面が硬くなり、足跡やタイヤ跡が付きにくい
- 排水性が良くなり、水たまりができにくくなる
- 雑草の発生を抑える効果もある
逆に転圧を行わないと、車両の重みで砂利が動き、タイヤが埋まったり、雨で流されたりします。
STEP 3 実際の施工で見る「C40+転圧」
施工の流れはシンプルです。
- 1. 不要な土を鋤取り(すきとり)
- 2. 下地を整地
- 3. C40砕石を敷き均し
- 4. プレートコンパクターで転圧
厚みは目的によって異なりますが、一般的に駐車場で10cm〜15cmが目安です。
仮設駐車場や資材置き場など、コンクリートほどの強度を求めない場面に適しています。
STEP 4 デメリットも理解しておこう
C40砕石は万能ではありません。
経年で表層が減っていくため、長期間使用する場合は「継ぎ足し」が必要です。
また、冠水や雨水の流入が多い敷地では、砂利の流出が起こる可能性もあります。
ただし、施工条件に応じて厚みを確保し、きちんと転圧を行えば、コストを抑えつつ長持ちさせることができます。
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まとめ
C40砕石+転圧は、駐車場や外構の下地づくりで最も基本的な工法です。
正しい厚みと転圧を行えば、見た目がきれいに保たれ、ぬかるみや雑草も防止できます。
「とりあえず砂利でいいか」ではなく、構造を理解して選ぶことで、後悔のない外構になります。
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お困りでしたら、お気軽にご相談ください。





