後方柱・側面柱カーポートの支柱基礎について
2025/10/28
お話しして、一番驚かれるのは基礎の大きさです。
多くの人は柱の下にある構造の大きさまでは知らない。
カーポートは柱で支えてますが、その柱を支える為のコンクリート基礎が事前に必須です。
つまり、地中で支える構造をつくる工事です。
地中には頑丈なコンクリート基礎
柱は独立したコンクリート基礎で支えます。
土間コンクリートをされるのなら、柱1か所あたりの体積はおよそ0.5立方メートルです。
深さは約60センチが基準です。
掘削と型枠と生コン打設と締固めの一連がコンクリート基礎工事です。
参考:YKK エフルージュ FIRST EX 600タイプ 2台用 施工納まり図
耐風圧は地中で決まる
強い風は横方向の力として柱脚に集中します。
屋根ではなく、基礎が安全を決めます。
参考:YKK エフルージュ FIRST EX 600タイプ 2台用 施工納まり図
浅い施工は倒壊リスクを抱える
掘削が浅いと支点が緩みます。
モルタル充填だけでは長期の耐風に不足します。
年数と共に傾きが進行します。
浅い施工は短期では立つが長期では傾く。
見えない削減は将来の故障を招きます。
現場で伝える一言
カーポートの安全は、柱や屋根ではなく地中で決まります。
見えない構造の説明は信頼の根拠になります。
まとめ
柱2本の工事に見えても、実際は基礎が二基、必要な工事です。
価格の差は見えない構造の差です。
※掲載画像の一部は、「YKK AP」様より引用・転載しております。
監修:荻野勝幸(一級左官技能士・一級エクステリアプランナー)
















