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後方柱・側面柱カーポートの支柱基礎について

お話しして、一番驚かれるのは基礎の大きさです。

 

多くの人は柱の下にある構造の大きさまでは知らない。

 

カーポートは柱で支えてますが、その柱を支える為のコンクリート基礎が事前に必須です。

 

つまり、地中で支える構造をつくる工事です。

 

地中には頑丈なコンクリート基礎

柱は独立したコンクリート基礎で支えます。

 

土間コンクリートをされるのなら、柱1か所あたりの体積はおよそ0.5立方メートルです。

 

深さは約60センチが基準です。

 

掘削と型枠と生コン打設と締固めの一連がコンクリート基礎工事です。

 

カーポート柱の独立基礎構造とYKK施工納まり参考図

参考:YKK エフルージュ FIRST EX 600タイプ 2台用 施工納まり図

 

耐風圧は地中で決まる

強い風は横方向の力として柱脚に集中します。

 

屋根ではなく、基礎が安全を決めます。

 

柱脚部アンカーと根巻きコンクリートの納まり図

参考:YKK エフルージュ FIRST EX 600タイプ 2台用 施工納まり図

 

浅い施工は倒壊リスクを抱える

掘削が浅いと支点が緩みます。

 

モルタル充填だけでは長期の耐風に不足します。

 

年数と共に傾きが進行します。

 

浅い施工は短期では立つが長期では傾く。

 

見えない削減は将来の故障を招きます。

 

浅い基礎施工による傾きリスクの現場例

掘削後状況

 

柱基礎部の掘削と施工過程

地盤転圧 締固め状況

 

根巻きコンクリート打設後の柱脚確認

コンクリート型枠設置状況

 

カーポート基礎周囲の転圧と整地の様子

生コンクリート打設後状況

 

カーポート基礎施工後の全景

カーポート支柱設置作業状況

 

施工後の柱脚部仕上がり確認

カーポート設置状況

 

柱脚基礎のかぶり厚さと完成状況

完成後状況

 

現場で伝える一言

カーポートの安全は、柱や屋根ではなく地中で決まります。

 

見えない構造の説明は信頼の根拠になります。

 

まとめ

柱2本の工事に見えても、実際は基礎が二基、必要な工事です。

 

価格の差は見えない構造の差です。

 

※掲載画像の一部は、「YKK AP」様より引用・転載しております。

 

監修:荻野勝幸(一級左官技能士・一級エクステリアプランナー)

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