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タイル?コンクリート?レンガ?エクステリアの舗装材のメリット・デメリットを1級左官技能士が解説!

駐車場やエントランスの舗装を何にしようか迷っている方にお届けします!

 

アプローチや駐車場を舗装したい!「天然石・レンガ・土間コンクリート・タイル・アスファルト」といった昔からある舗装材から、「カラーコンクリート・スタンプコンクリート」といった新工法まで、メリット・デメリットを両方ご紹介します。

 

お庭から玄関までのアプローチや、駐車場を舗装したい!と思ったときに知っておくべき「舗装材」、素材や工法によって違うメリット・デメリットがあることをご存じですか?

 

「何を使って」舗装するかは、見た目だけでなく費用や期間、機能にまで影響します。

 

この記事では、エクステリアに使われる舗装材の種類と、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します!

 

目次

エクステリアの「舗装材」にはたくさんの種類があります

スタンプコンクリート 舗装材 

コンクリート舗装材をふんだんに使った住宅での施工事例

 

駐車場に駐輪場、玄関アプローチ、お庭まで、「外の地面」を何で舗装するかはエクステリアの雰囲気を大きく変えることになります。

 

この、「土の地面を覆う材料」のことを、「舗装材」と呼びます。

 

当たり前ですが、家を新築されたり、建替えされる時に、「地面を先に舗装したことがある!」という経験がある方はほとんどいらっしゃいません。「何を使って舗装するか?」と聞かれて思い浮かぶのは、「砂利・コンクリート・レンガ」くらいではないでしょうか。

 

実は、舗装材と呼ばれる「地面を覆う素材」はもっとたくさんの種類があり、それぞれ異なるメリット・デメリットがあります。

 

まずは、エクステリアを検討するときに価格・デザインに大きく影響する舗装材の「種類」から確認しましょう!今回は7種類の舗装材をご紹介します。

 

・石材

・レンガ

・タイル

・砂利

・アスファルト

・コンクリート二次製品

・コンクリート仕上げ

 

「コンクリート仕上げ」は、おなじ素材を使っていても工法によってメリット・デメリットが少し異なるため、さらに分類してご紹介します!

 

エクステリアに使う石材の基礎知識

 

スタンプコンクリート 舗装材 

石材

 

大理石や御影石のように、多くの方が「聞いたことがある!」というブランド石材から、単に「敷石・天然石・自然石」と呼ばれるものや「乱形石・方形石」といった形で表現されるものまで、多種多様なバリエーションを持つ石材。

 

紀元前・ローマ時代から使われている素材です。石そのものに魅力を感じられる方も少なくありません。

 

石材のメリット

・岩石の種類が多く、多様なデザインが可能

・天然の素材ならではの重厚感がある

・自然素材のため、経年劣化・退色が少なく長期間美しさが保たれる

 

石材のデメリット

・費用が高額

加工工場からの輸送料、倉庫保管料がかかること、残材端材による廃棄物や仕入れロスが発生すること、メーカー→代理店商社→卸建材→販売店など、流通経路が多いこと、専門の職人が必要なことなどが理由です。

 

・職人によって仕上がりに差が出る

設計段階での割付計算が必要なこと、石工と呼ばれる専門職人の数が減っていることなどが理由です。

 

・別途工事が必要なことが多い

地盤、下地コンクリートの強度によっては段差陥没隆起が起こる可能性があり、特に駐車場など荷重がかかる場所では地盤強化や下地コンクリートなどの別途工事が必要です。

 

・石材の産地、産出元となる岩石の種類によって注意点が異なる

乱形の花崗岩や玄武岩は加工方法によっては断面の形状が違い、凹凸面の起伏も大きくなりがちで、水が残って苔が生えやすいという特徴があります。また、ライムストーンやジュラストーンなどの石灰岩は、石灰質でアルカリ成分が多く、経年劣化による白っぽい退色・腐食汚れが出やすい石です。石の種類によっては石材のメリットを活かせないことがあります。

 

エクステリアに使うレンガの基礎知識

スタンプコンクリート 舗装材 

ガーデニングとの相性抜群、レンガ敷きでのアプローチ園路

 

粘土や泥を型に入れ、窯で焼き固めたり、圧縮したりして作られる昔ながらの建築材料です。なんとメソポタミア文明(紀元前4000年)からの歴史を持っています。「レンガ造りの暖炉」など、レンガが持つ温かみに憧れる方も多いのではないでしょうか。

 

ホームセンターでも気軽に入手できることもあり(レンガ風のコンクリート二次製品もありますが)、花壇づくりや飾りなど、身近な建材です。

 

レンガのメリット

・価格が安いものからアンティークレンガまで幅広い価格帯がある

一つ数十円から購入できるものもあります。

 

・自然で微妙な風合いを楽しめる

国産から海外輸入品まで、製造販売メーカーがたくさんあります。焼成方法によって、表面の仕上がりに様々な違いが発生するので、風合いが醸し出されるのが魅力です。

 

DIYにチャレンジしやすい

ひとつひとつの重量も軽く、扱い易いので施工が比較的簡単です。粘土でできているため、切断・加工もしやすい建材になっています。デザインパターン(並べ方)によっては施工不良があってもやり直しできます。

 

レンガのデメリット

・壊れや欠けが起こりやすい

主原料が粘土のため、他の素材と比較すると強度は劣ります。

 

・汚れやすい

表面が多孔質のため、吸水力・吸水率が高いく、汚れが溜まりやすい構造です。

 

エクステリアに使うタイルの基礎知識

 

タイルもレンガと同じ「焼き物」ですが、レンガが粘土を素焼きしているのに対して、タイルは基本的に陶磁器製になります。

 

タイルのメリット

・色、規格サイズ、デザインなど、豊富な種類がある

国産から海外輸入品まで、製造販売メーカーがたくさんあります。流通している在庫も豊富で、安定供給されているため安心して選ぶことができます。

 

・職人や業者によって仕上がりの差が少ない

タイル一枚一枚の規格サイズが小さく軽いので、施工が簡単であること、もしも施工不良があった場合でも、比較的簡単にやり直し工事が可能です。

 

タイルのデメリット

DIYは意外と難しい

広い面積では設計段階での割付計算が欠かせません。また、曲線、円形、狭小部分では素材をカットするために工具が必要です。また、モルタル下地層との接着不良による浮きや剥離が起こることがあります。

 

・重いものは載せられない

耐荷重性がありません。駐車場などには向かない舗装材です。

 

エクステリアに使う砕石砂利の基礎知識

「砂利」と呼ばれる小石を敷き詰める舗装材です。最近はあえて踏むと音が出やすい防犯用砂利など機能性がある商品も出ています。

 

砕石砂利敷きのメリット

・圧倒的に安い価格

・施工も撤去も簡単

・短時間での工事が可能

 

砕石砂利敷きのデメリット

・軟弱地盤には不向き。

軟弱地盤では地盤改良工事をおすすめする場合があります。

 

・砂利だけでは解決できない不便さがある。

水溜まり・ぬかるみ・雑草対策が必要なこと、乾燥時に埃がたちやすいことなどの対策が必要です。

 

・時間がたつにつれて砕石砂利が減少する

 

・上り坂下り坂など、急勾配急傾斜地では作業自体が不可能

 

エクステリアに使うアスファルトの基礎知識

 

道路の舗装材としてイメージする方が多いアスファルト。一般家庭でも舗装材としてご利用可能です。

 

アスファルト舗装のメリット

・安定した価格と供給

アスファルト合材製造工場プラントは多数あり、安定供給されています。

 

・工事後すぐに利用開始できる

工事完了後、数時間で歩行だけでなく車の走行が可能になります。

 

・維持修繕が簡単

 

・機能性が高い

透水性・たわみ性・耐久性を兼ね揃えた高性能のアスファルト合材が流通しています。

 

アスファルト舗装の特徴デメリット

・夏はとても暑い

アスファルト合材が黒色で熱を吸収するため、夏期は路面が高熱になり暑くなります。

 

・油で締め固める為、強度も弱く寿命が短い。

 

・たわみやすいので、接触する頻度、接地面によっては摩耗し、わだちになりやすい。

 

・デザイン性に乏しい

 

・上り坂下り坂など、急勾配急傾斜地では機械による締固めが難しい

 

・草が生えやすい

隙間などから雑草が生えやすいため、きちんとした施工が必要です。

 

・地盤によっては陥没隆起段差が起こりやすい

 

 

エクステリアに使うコンクリート二次製品の基礎知識

 

「コンクリート」は知っているけれど、「コンクリート二次製品」という名前は聞いたことがないのではないでしょうか。

 

コンクリート二次製品とは、コンクリートを原材料に作られた様々な建材の総称です。イメージしやすいのは「ブロック」や「駐車場の車止め」です。

 

このコンクリート二次製品の中には、まるでレンガやタイルのように見えるものもあります。これらは、インターロッキング・セメントレンガ・コンクリート平板といった名前がついています。

 

コンクリート二次製品のメリット

・色、規格サイズ、デザインなど、豊富な種類がある

・職人や業者による仕上がりの差が少ない

 

コンクリート二次製品のデメリット

・細かいデザイン、複雑な意匠には向かない

小さなパーツはあまり作られないため、設計段階で細かく割付計算を考慮する必要があります。また、曲線、円形、狭小部分では素材をカットする手間や、目地を詰める手間がかかります。

 

・地盤によって、補強工事が必要

 

・扱う業者によっては費用が高額

加工工場からの輸送料、倉庫保管料がかかること、残材端材による廃棄物や仕入れロスが発生すること、メーカー→代理店商社→卸建材→販売店など、流通経路が多いことなど、石材と同じような価格リスクがあります。

 

・石材やレンガと比較すると清掃メンテナンスが必要

コンクリート製品のため、表面コーティング保護をしないと長期間の美観性は保たれません。経年劣化による汚れや紫外線による退色も起こりやすい舗装材です。

 

 

エクステリアに使うコンクリート仕上げの基礎知識

スタンプコンクリート

ツルっとした、よく見かける土間コンクリート仕上げ

 

最後にご紹介するコンクリート仕上げは、固まる前のいわゆる「生コンクリート」を使って地面を舗装する工法です。

 

しかし、その「仕上げ方」によって、みなさんよくご存じの「コンクリート一色でつるつるした土間コンクリート」から、「見た目はまるで高級タイルのようなコンクリート」までさまざまです。

 

まずは、コンクリート仕上げすべてに共通するメリットとデメリットをご紹介します。

 

コンクリート仕上げのメリット

・常に安定して供給される原材料

製造工場プラント、ポンプ圧送業者は全国各地に多数あります。常に安定供給される建材です。

 

・狭い場所や高低差のある場所でも施工できる

ポンプ配管で生コンクリートをそのまま流し込むことができます。急斜面・急こう配の舗装も可能です。

 

・大型車両でも安心して停められる強度

耐荷重性、耐衝撃性、圧縮強度に強い性質があります。

 

・地面の陥没や隆起が起こりにくいため、水たまりやぬかるみ・雑草対策に効果的

コンクリートが一体化されているため、耐久性があります。剥離や浮きは起こりにくく、液状化現象などよほどの事が無ければ陥没隆起がありません。

 

・門扉や柵、土中に埋まった配管などを保護できる

コンクリート仕上げと一体化することで、強度・美観ともに向上します。

 

・滑らかでフラットな美しい表面に仕上げることができる

 

コンクリート仕上げのデメリット

・ひび割れ、クラックが起きやすい

コンクリートは引っ張る力には弱い素材です。あらかじめ対策が必要な場合があります。

 

・水はけが悪い

水が浸透しないため、排水経路を用意しないと水はけが悪くなります。

 

・コンクリートは品質の差が大きいが、一般の方には見分けがつかない

良質な生コン工場の選定が最も重要です。また、硬化時間の見極めなど、熟練した知識技術経験が必要です。

 

・雨天時には工事がほぼ不可能なため、梅雨時期は工期が伸びがち

 

・季節によって注意しなければならないことがある

夏期、炎天下ではコンクリートの硬化速度が著しく早まります。きちんと管理しないと、施工不良のリスクが高くなります。

 

・寒いエリアでは冬期に凍害対策を講じなければならない

 

 

エクステリアに使うコンクリート仕上げ・工法別のメリット・デメリット

同じ生コンクリートを使う舗装材でも、工法によって仕上がりのデザインを大きく変えることができます。

コンクリート仕上げのメリット・デメリット以外に、それぞれの工法によって異なる点を追加でご紹介します。

 

床コンクリート仕上げ・土間コンクリート金鏝仕上げ・土間コンクリート刷毛引き仕上げ

 

スタンプコンクリート

滑りにくい、コンクリート刷毛引き仕上げは、表面がザラザラしています

 

一般的なコンクリートだけを使い、金鏝(こて)や刷毛で仕上げる工法です。

「コンクリート打ちっ放し」「土間」といった言葉でイメージできる一般的な工法です。

 

床コンクリート仕上げ独自のメリット

 

・表面を滑らかに仕上げる事により、平滑性が保たれ地面が整備される

表面にコテ圧をかけることでコンクリートを高気密に仕上げることができます。

 

床コンクリート仕上げ独自のデメリット

 

・意匠性、デザイン性に乏しい

いわゆる、ツルっとした、打ちっぱなしのようなコンクリート仕上げ。

 

・主成分がアルカリ性の為、酸性に弱く、環境によっては劣化が早い

コンクリートがそのまま露出状態のため、酸性雨などの影響を受けやすくなります。

 

・タイヤ痕が目立ちやすい

コンクリート自体が白色に近い灰色のため、タイヤ跡や黒い汚れが目立ちますが、コンクリートの劣化ではありません。

 

・照り返しが強く暑く感じる

特に仕上り当初は白いため、日射による反射率が高くなります、スキー場に居る状態と同じですよね。

 

カラーコンクリート

デザインコンクリート

味気ない土間のコンクリートに色見だけの風合いを持たせた、カラーコンクリート

カラーコンクリートとは、コンクリートに直接顔料を混ぜて色を付ける建築材料とその工法です。淡い黒や茶、レンガのような赤や黄土色などを表現することができます。

 

カラーコンクリートという呼び方が一般的ですが、商品名としてカラークリート、フェロコンメリットなどとも呼ばれます。

 

カラーコンクリート独自のメリット

 

・色彩が豊富

混ぜる顔料によって、さまざまなバリエーションを作ることができます。

 

・表面を緻密に仕上げ、硬質な層を作るので、耐摩耗性に優れていて、油や溶剤にも強く、粉塵発生が少ない

 

カラーコンクリート独自のデメリット

 

・意匠性、デザイン性に乏しい

基本的に「一色」だけを流し込んで使用します。

 

5年~10年単位でメンテナンスが必要

美しい色を保つためには、表面保護剤を使ってコーティングするメンテナンスが必要です。

 

・後から工事が発生したときに色が変わってしまう。

水道管など、コンクリートをはがしての工事が必要になった場合、切断ハツリ後の復旧修復作業では通常のコンクリートが使われます。また、カラーコンクリートを使ったとしても「つぎはぎ」のように色合いが変わってしまいます。

 

 

デザインコンクリート(スタンプコンクリート・ステンシルコンクリート・ペーパーコンクリート・型紙コンクリート)

 

デザインコンクリートとは、コンクリートの表面を加工し、石材風やレンガ風などにデザインした工法の総称です。

 

ゴムの型を使用するスタンプコンクリートや、特殊な型紙を使用するステンシルコンクリート(ペーパーコンクリート・型紙コンクリートとも呼ばれます)などがあります。

 

デザインコンクリート独自のメリット

 

・色彩が豊富

・耐摩耗性に優れていて、粉塵発生が少ない

この2点は、カラーコンクリートと共通です。

 

・レンガや石材、タイルのような仕上がりで、安価

生コンクリートで作られるので素材材料費が少ないこと、作業時間が短いこと、石工のような専門職でないため人件費が少ないことなどが理由です。仮に「石畳」を従来度通りの石材で作る場合と比較すると、トータルコストはおよそ半額ほどになります。

 

・デザイン性、意匠性が豊か

色や柄、模様を組み合わせることによってオリジナリティの高い舗装ができます。

 

デザインコンクリート独自のデメリット

 

5年~10年単位でメンテナンスが必要

・後から工事が発生したときに色が変わってしまう

この2点はカラーコンクリートと共通です。

 

・経験のある業者が日本ではまだ少ない

海外に比べると、日本ではまだまだ認知度が低く、デザインコンクリートを扱う業者は多くありません。

 

・工事中の「着色剤散布」には細心の注意が必要

デザインコンクリートでは着色剤・溶剤をコンクリートの上に散布します。飛散防止に留意しないと、周囲に色が付く恐れがあります。

 

・工事中は溶剤の臭いがすることがあるので、周辺への配慮が必要

溶剤系の材料を使うため、短時間ではありますが臭いがでます。

 

舗装材のメリット・デメリットをまとめると!

舗装材のメリット・デメリットを細かいポイントまでご紹介してきましたが、最後に多くの皆さんが気になるポイントについて、一覧表にまとめました。

 

・価格……(◎最も安い 〇費用対効果がよい △高額になることがある)

・デザイン性……(◎自由度が高く美しい 〇好みのスタイルがあればマッチ ×選択肢はなし)

・メンテ……(◎長期間メンテナンス不要 〇必要だが簡単 △必要で業者発注)

DIY……(◎DIY初心者OK 〇知識必要だが可能 ×業者に発注)

 

価格 デザイン性 メンテナンス DIY
石材 ×
レンガ
タイル
砕石砂利 ×
アスファルト × ×
コンクリート二次製品
土間コンクリート仕上げ ×
カラーコンクリート ×
デザインコンクリート ×


残念ながら、すべてを完全に網羅する舗装材はありません。

 

私たちメイク・プラスターがお役に立てるのは、「家を引き立てるような美しいエクステリアを、できるだけ費用をかけずに、暮らしやすいように作りたい!」というお客様のご要望に応え、ご期待に沿うお庭・エクステリアを作ること。

 

愛知県・三重県でのスタンプコンクリート施工例を知りたい!どれくらい費用でどんなことができるか教えてほしい!というお客様は、是非ともお気軽にお問い合わせ下さいませ!

 

以上ですが、この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

 

執筆者:株式会社 メイク・プラスター 荻野勝幸 1級左官技能士、1級エクステリアプランナー

 

 

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