砕石だけで駐車場にしても大丈夫ですか?|防草シート・転圧で後悔しない整地方法
「コンクリートまでは要らないけど、地面がぬかるんで困る…」
「とりあえず安く車を停められるようにしたい」
そんな声にお応えする整地方法が、砕石C40+転圧+防草シートの3点セットです。
コンクリート舗装よりも手軽で安く、後からの変更も可能な整地方法として、
駐車場・仮設スペース・DIY整地などで多く選ばれています。初期費用を抑えつつ、数年単位で使用できる実用性の高さが人気の理由です。
砕石C40とは?
砕石C40(クラッシャーラン40)とは、大小の石が混ざった砕石材です。
・「C」=Crusher-run(クラッシャーラン)
・「40」=最大粒径が約40mm程度の意味
大小の粒が混ざっていることで施工後に締まりが良く、地面がしっかり固まります。ぬかるみにくく、水はけも良好です。
砕石転圧と砂利敷きっぱなしの違い
比較項目 | 砕石C40+転圧 | 砂利敷きっぱなし |
---|---|---|
地盤の安定性 | 固く締まる(車が沈みにくい) | フカフカして沈みやすい(タイヤが潜る) |
使い勝手 | 車が停めやすく、段差ができにくい | タイヤで石が動いてデコボコ。歩きにくい |
耐久性 | 維持しやすく、長持ち | 雨や車の走行で石が動き、すぐ荒れる |
見た目 | 締まってスッキリした印象 | まばらでラフ。砂利が道路に散らばる |
💡「砂利だけ敷いたけどすぐボコボコに…」という声も多く、後から砕石転圧をやり直すケースもあります。
防草シートの併用がおすすめ
メイクプラスターでは雑草対策として「防草シート」の併用を推奨しています。
- 雑草の侵入を防ぎ、見た目を清潔に保てる
- 草取りの手間や除草剤のコストが不要になる
- 雨によるぬかるみや泥はねも防げる
🌿 少しの初期投資で「数年先まで快適な状態」をキープできます。
転圧で地盤が引き締まる
砕石を敷いただけでは、歩くと沈んだりタイヤで石がズレたりします。
そこで「プレートコンパクター」などでしっかり転圧することで、地盤が安定し、石同士が密着して固く締まります。
仮設駐車場や現場用の進入路などでは、転圧がされていないと車両通行に支障が出ることもあります。
Before→Afterの一例
施工前は土がむき出しでぬかるみやすく、タイヤ痕も残りやすい状態でした。
砕石C40を敷き、転圧+防草シートを行うことで、見た目も機能も整った仮設駐車場が完成。
「とりあえず使える」「でも数年は持ってほしい」そんなニーズにもしっかり応えられます。
このように、見た目以上に「締まり具合」や「転圧の有無」が大きく仕上がりに影響します。
▶ 砕石を敷くだけではダメな理由はこちらの記事で詳しく解説しています。
砕石C40+転圧の歩行性について
転圧した砕石は、車両の乗り入れや駐車には十分対応できますが、歩行のしやすさという点では、いくつか注意すべき点があります。
- 小さなお子様やご高齢の方
- 足腰に不安がある方
- 車イス・シルバーカー・ベビーカーをご使用の方
- ハイヒールやサンダルなど、細い靴底で歩く場合
このような方にとっては、どうしても足元が不安定になりやすく、転倒のリスクや歩きにくさを感じる可能性があります。
🚫 「誰にとっても安全で平らな歩行空間が必要」という場合には、土間コンクリート仕上げなどバリアフリー性の高い舗装仕様をご提案しています。
よくある質問(Q&A)
車は何年くらい停めても大丈夫ですか?
一般的な普通車程度であれば、しっかり転圧していれば数年単位で安定して使用できます。
後からコンクリートに変更できますか?
もちろん可能です。将来的に本格的な舗装を検討されている方にも、この仕様は「つなぎ」として最適です。
雨が降ると水たまりになりますか?
地盤状況にもよりますが、砕石は水はけが良いため、ぬかるみや泥跳ねはかなり軽減されます。
砕石の種類はC40でいいの?
はい、車両乗り入れが前提の場合、粒が締まりやすいC40(クラッシャーラン)が最も安定します。単粒砕石や再生砕石との違いについても別記事でご紹介しています。
まとめ
コンクリートやアスファルトに比べ、費用を抑えて施工できる「砕石C40+転圧」工法。
さらに、防草シートを併用することで見た目・使いやすさ・長持ち度が大きく向上します。
「まずは整地だけ」「いずれ本格舗装したい」という方にも最適な選択肢です。
仮設駐車場や一時的な使い方にも、十分に耐えうる仕様です。
私たちは「最安」を目指しているわけではありません。
できるだけ後悔のない、丁寧な仕上がりを“適正価格”でご提案するのが、メイクプラスターの考え方です。
お見積り・ご相談は
「舗装までは要らないけど、地面をどうにかしたい」
「草が生えるのが毎年ストレス」
「仮設駐車場を整えたい」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。現地状況を見て、最も適した整備方法をご提案いたします。