落語・歌舞伎で主人公を演じた左官職人
2013/04/05
今年はお伊勢さんで20年一度の大祭、式年遷宮が行われます。
そんな今から20年前の桜咲く今日この頃を、ふと思い出す日常を書き綴ってみたくなりました。
当時東京で修行してした頃、先輩からこんな話を聞いた事がありました。
「おい!知ってか?歌舞伎や落語にも左官屋が登場している話があるんだよ」
それから20年経った今、東京銀座にある歌舞伎座が新しくオープンした事はニュース報道でも連日報じされていますよね。
ググってみたところ、どちらの演目にも「左官の長兵衛」「左官長五郎」と題した演目があるそうで、波乱万丈に生きた、左官職人の話だそうです。
日本の伝統芸能です、またいつか見てみたいと思いました。
そして、22年前のちょうど今頃、学生生活にピリオドを終えた僕は東京の左官屋さんへ丁稚奉公、新社会人としてスタートした日でもあります。
ただ当時はそんな、歴史話や伝統芸能の話なんて上の空のように聞いていましたから、そんな重んじた事など今のように浮かびませんでした
あれから20年が過ぎ、都内から関東一円の工事現場で従事して地元に帰り、地元の工事現場はもちろん、あらゆる業種の工事関係者の方々と接し、たくさん場数を踏んで揉まれてきました。
今日では事務的な仕事もパソコンが普及して電子化、このように好きな事を書かせて頂けるインターネットの世界も急速に整備構築されました。
携帯電話だけを思い浮かべてみても、今では随分と薄っぺらくなり、機能の進歩も止まりません。確か当時は百科事典サイズでの大きさで、社長か専務、番頭さんクラスの人しか持っていませんでした。
僕は今現在、仕事がら移動手段はもっぱら車を使い各所へ移動しています。
季節柄、淡いピンク色した満開の桜が目に映り、新社会人の方々も目に映ると、桜とダブってなんだか爽やかで心地よく感じます、こっちもガンバらなきゃって、元気を貰っているようにさえ感じています。
新社会人のみなさん、新しい環境で始まる皆様方、お互い世の為に前進して行こうではありませんか。